2018年10月17日

瑠璃色に輝くきれいな虫の正体は「糞虫」であった

 今日、菜園の手入れをしていたら、何やら黒っぽい虫が、ダイコン畑の上に飛んできた。

 さては、ダイコンの葉を食い荒らす害虫かと思って、つかまえて見てみると、これまで見たことのない甲虫である。
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 しかも、その色が瑠璃色で、全身がつやつやと秋の日に輝いている。

 特に、腹側と足の瑠璃色の輝きが美しい。
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 背中は、つややかな黒色だ。



 何という虫だろうと思い検索をかけてみると、「ルリイロセンチ͡コガネ」というコガネムシがヒットした。

 ところが、その分布は奈良~和歌山にかけての紀伊半島である。


 でも、まあその仲間には違いなさそうなので、さらに調べていくと、全国に分布している「センチコガネ」というのが一番近そうである。

 「糞虫」の一種で、幼虫も成虫も糞を食べて育つらしい。

 
 ファーブルが研究した「スカラベ(フンコロガシ)」も、この仲間ということだ。
スカラベ.jpg
 「wikipedia」より


 
 ちなみに「センチ」というのは、成虫も幼虫も糞を食べるために、「雪隠(せっちん)=(汲み取り式便所)」が由来らしい。

 だから、「センチコガネムシ」を漢字で書くと、「雪隠黄金虫」ということになる。


 奈良の「ルリイロセンチコガネ」は、シカの近くでよく見られるらしい。

 シカの糞が幼虫のエサになるのだそうだ。

 道理で、今まで見たことのない「センチコガネ」が、豊後高田で見られるわけだ。

 ここでも、たくさんいるシカの糞が幼虫のエサになるため、繁殖しやすい環境なのだろう。




 こんなに美しいムシが、糞の中から現れるなんて、思ってもみなかった。

 同じ種類には、緑っぽい色のものや赤っぽい色の「センチコガネ」もあるようなので、見てみたいものだ。


  
 
posted by よっちゃん at 20:30| Comment(0) | 自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする