2019年02月09日

「修正鬼会」に初めて参加してきた

 今日は、国東半島で旧正月の行事として名高い「修正鬼会」に参加してきた。
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 「修正鬼会」とは、1200年の歴史を誇る重要無形民俗文化財に指定されている「五穀豊穣」を祈願するお祭りである。


 昔は、大きな松明を焚いて各地域ごとに開催されていたらしいが、それなりの資金と何よりも地域の人たちの協力が不可欠とあって、高齢化と人口減少の進んだ現在では、国東市の岩戸寺、成仏寺と豊後高田市の天念寺の3つの寺のみで行われるだけになってしまった。




 今日出向いたのは、「應暦寺」の衆正鬼会で、その地域の人たちだけで行われているお経をあげるだけの儀式である。

 2月11日に「天念寺」で昼の部・夜の部と何時間もかけて行われる読経の一部をダイジェスト版で披露してもらったが、それでも小一時間かかった。




 すき間風の吹きこむ堂内は、ストーブを入れてあっても手足がかじかむくらい冷たかったが、初めて聞いた独特のお経の節回しや時にユーモラスな感じさえ受ける鳴り物のリズムに、寒さも忘れて聞き入ってしまった。

 途中で、法螺貝の大きな音が堂内に響き渡ったのには、いきなりだったので度肝を抜かれてしまった。



 
 最後に参加者全員で「般若心経」を唱え終わると、少しばかりのお酒とお菓子が振舞われ、和尚さんを交えての歓談にしばし時を過ごした。

 和尚さんの話によると、この應暦寺にも鬼の面があり、昭和の中頃までは松明を焚いた祭りが行われていたという。



 それから、この日お参りした全員には、やや大きめのお札が配られた。
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 このお札は、コピーではなく昔から伝わる木版で一枚一枚手で刷られたありがたいお札である。

 版木が昔のものなので、長いこと使っている間にずい分と摩耗しているところもあるが、それがまた味わいとなって、有難みも一入(ひとしお)であった。

 帰って早速玄関横の壁のよく見える位置に貼り付けた。




 「鬼会」というが、国東半島の鬼は悪しきものの象徴ではなく、仏の化身で「鬼さま」と呼ばれ、招かれる存在であるとされている。
 
 明日は国東市の岩戸寺で、明後日は豊後高田市の天念寺で、独特の面と装束をまとった鬼の登場する「鬼会」が行われるので、ぜひともその「鬼さま」に会ってみたい。



posted by よっちゃん at 16:12| Comment(0) | 伝統文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする