2019年02月12日

天念寺の「修正鬼会」はすごい熱気と満点の迫力であった

 昨夜は、「天念寺」で行われた「衆正鬼会」の夜の部に参加してきた。

 最後には、赤鬼と黒鬼が登場する激しい火祭りとして有名なお祭りだけに、遠くからも多くの参拝者があって、天念寺のお堂の周りはすごい熱気に包まれていた。
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 まず、19寺頃から関係者が極寒の川に入って身を清める「垢離取り」の儀式が行われた。

 20時頃には、火がつけられた大松明3本が、お寺の本堂とその横の身灌神社前に移動して、真っ直ぐ立てて燃やしたり、石段に打ちつけたりして、場を清める儀式が行われた。
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 この時、一番勇壮だったのは、身灌神社の鳥居の前で、3本の松明をそれぞれ2本ずつをぶつけあって、たくさんの火の粉を空高く舞い散らせたシーンだった。

 担ぎ手たちが、相当の火の粉を浴びながらも、思い切り松明を衝突させたところが、迫力満点であった。
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 松明に続いて、たくさんのお坊さんたちが入場して、厳かに読経が始まった。

 しばらく読経が続いた後、21時頃からお坊さんたちは衣装替えを行い、かわるがわるダンスやエクササイズにも似た舞いが始まった。

 二人で並んだり向かい合ったりして同様の所作を行うので、子どもの「あそび唄」にも似たところがあり、何とも楽し気である。
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 この所作は単純な動作を繰り返し行うため、参拝者の中から体験してみたい人を募り、参加型のプログラムにもなっていた。

 数名の男女が名乗りを上げて、教えてもらいながら楽しそうに舞い踊った。



 しかしながら、動き続けているお坊さんはそのうち息があがってきて、年配のお坊さんが力をふりしぼって頑張る姿が印象的だった。


 

 その後、白い男女の面をつけた「鈴鬼(すずおに)」が鈴と団扇を持ち、十種の法舞を舞い踊った。

 その顔は、白くて優しく穏やかな顔に見えて、間近で見ると、少し不気味な雰囲気を漂わせていた。
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 そして、22時を回る頃にはいよいよクライマックスの災払い鬼(赤鬼)と荒鬼(黒鬼)が登場し、燃え盛る松明(たいまつ)を手に堂内を暴れ踊り回る時間がやってきた。

 縁起物の「鬼の目」と呼ばれる大餅まきや、鬼が松明で参拝者の背中や肩をたたいて回る「加持」で会場はすごい熱気に包まれた。
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 特にお堂の中心部に近い位置にいた人たちは、たくさん火の粉を浴びたり、松明で頭や背中を叩かれたりして、髪や服にいくつも焦げを作っていた。
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 前もって「火の粉が飛ぶので、服装やカメラには気をつけて…」と教えられていたため、それなりの服装(つなぎに軍手)で出かけていたので、気にすることなく肩と背中にありがたい「加持」を頂戴することができた。
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つなぎの背には、「ご加持」の跡が…


 火祭りなので、ある程度の激しさは覚悟して出かけたのだが、松明を持って踊り狂う集団のパフォーマンスは想像以上であった。

 23時過ぎまで、かなりの長丁場をずっと立ちっぱなしであったが、さんざん笑ったり驚いたりしたので、すっかり満足して帰って来た。




 帰り路、毎年この寒い時期に、この行事を成功させようと尽力されている人々の苦労は如何ほどかとつくづく思った。

 またひとつ、国東の伝統文化を守り伝えようとする人たちの熱意と、団結力の強さに触れることができた天念寺の「修正鬼会」であった。

posted by よっちゃん at 22:12| Comment(0) | 伝統文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする