しかし、ウチの「菜の花」は油を採るための「アブラ菜」の花ではなく、実は食われ残りの野菜たちがとう立ちして、花が咲いてしまったヤツ。
その正体はというと、「コマツ菜」「チンゲン菜」「小カブ」「ハク菜」(下の写真はこの順)。
家庭で菜園をする前は、自分は「菜の花」になるのは「アブラ菜」だけと思い込んでいたが、畑で収穫せずにほっとくと「ハク菜」も「チンゲン菜」も「コマツ菜」も「ミズ菜」も、次々と「菜の花」に成長してしまった。
そうなのだ。「〇〇菜」という呼ばれる植物たちの花はその名の通り全部「〇〇菜の花」なのだ。
「ハク菜の花」も「チンゲン菜の花」も「コマツ菜の花」も「ミズ菜の花」も、み~んな「菜の花」。
今年植えた中では、「小カブ」にも「葉ボタン」にも「菜の花」が咲いた。
少し大きさや形は違うが、かつてブロッコリーにも「菜の花」そっくりの花が咲いた。
それらの古い呼び方や和名を調べてみると、見事に「スズ菜(小カブ)」「ボタン菜(葉ボタン)」「芽花野菜(ブロッコリー)」と、しまいに「菜」がついていた。
調べてみると、「タカ菜」にも「菜の花」が咲くようだ。
「菜の花」になった植物は、すべて「アブラナ科」の植物。
「科」が同じだと、咲く花もそっくりなのだ(味は違うが…)。
因みに、「ダイコン」も「アブラナ科」だから似た形の花をつけるが、その色は黄色ではなくて白い。
春の畑や花壇は、「アブラナ科」の植物でにぎやかだ。