初め、ほぼ一面こげ茶色の腐葉土の中から、白い大きな物体がコロンと出て来たのでびっくりしたが、よく見るとそれはカブトムシの幼虫であった。
昨秋、卵からかえってからなので、この時期にはもうずいぶん大きくなっている。
寒い冬も、ふかふかの腐葉土の中で、ちゃくちゃくと成長をとげていたのだろう。
丸々と太ったカブトムシの幼虫。
さらに腐葉土をかきまぜていると、もう3匹幼虫転がり出て来た。
昔は、自分も自分の子どもたちも、嬉々としてカブトムシやクワガタを育てたものだが、もはやカブトムシを欲しがる者など身近に居はしない。
せっかくなので、小学校にでもあげることにしよう。
それまで、4匹のカブトムシたちよ、残った腐葉土の中でもうしばらくおやすみ…。