2019年08月12日

「熊野摩崖仏」に至る石段は聞きしに勝る険しさだ

 豊後高田市の南端に位置する「熊野摩崖仏」に行って来た。
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 この摩崖仏が岩山に掘られている場所は、かなり高い位置にあるため、そこに向かう階段はかなり上っていかなければならない。

 受付でお金(大人300円)を払って上り始めた最初の辺りは、まあ普通の山道という程度の勾配だ。
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 ところが、それは鳥居のまでで、そこから上っていく石段が、とんでもなく急勾配だ。
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 しかも、その階段は石が整然と積まれているわけではなく、適当に積んだようなバラバラな様相を呈しているため、とても上りにくい。
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 その段積みがバラバラな様子から、「鬼が一夜で積んだ石段」との謂れのある石段だ。
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 石段の両側には手摺りが取り付けてあるが、これがなかったなら、石段上りは(下りはもっと)かなり難しいものになるだろう。




 息をきらしながら摩崖仏の前に辿り着くと、そこには「大日如来」さんと「不動明王」さんが岩肌の高いところから見下ろしていらっしゃった。

 普通「不動明王」は怖ろし気な形相をしているのが常だが、ここの「不動明王」さんは何とも柔和なお顔をしていらっしゃる。
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 逆に「大日如来」さんは、何か感情を堪えているような、やや不機嫌そうな(失礼だが)表情に見える。
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 そこで「台風が大した被害を出しませんように…」と願掛けをして、そこからさらに上にあるお社まで上がった。


 そこでも、お賽銭を上げて同じようにお参りをして、さあ今度は下りだ。
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 足を挫かないように、転がり落ちないように注意深く下りなければならない。
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 受付で借りて来た杖は、上りよりも下りのほうが威力を発揮する。
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 時期的なものか、暑さのせいか、訪れる人はほんの数グループだけだった。

 追い越したりすれ違ったりが難しい石段なので、人が少ない方が危なくはないが、こんなに少ないのもなんだかねえ~。




 豊後高田市市街地からは、県道34号線を南東へ下り、田染郵便局近くの交差点で県道655号線に入りさらに南下。

 全行程およそ10km程度で、左に案内板が見えてくるので、そこを左折して走り、一番奥の狭い道を右手にあがっていくと、受付横の駐車場に着く。
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posted by よっちゃん at 23:08| Comment(0) | 観光 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月11日

姫島のジオクルーズに大満足

 姫島村であった「姫島一周ジオクルーズ」に参加してきた。
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 姫島は、国東半島のやや右斜め瀬戸内海に浮かぶ姫島は、お盆の「きつね踊り」で有名な島だ。

 可愛らしい子ぎつねの踊る「きつね踊り」も魅力的だが、今回は予定が合わず断念。




 代わりに今日参加した「ジオクルーズ」は、姫島を外側から眺めて島の地形や地質の成り立ちが学べるというイベントだ。

 そして、「おおいた姫島ジオパーク推進協議会」主催のこのイベントは、正味一時間はかかるというのに無料というのも魅力だ。

 使う船は、国東半島と姫島をつなぐフェリーなので、一度に150名も参加でき、ゆったりとした船旅気分も味わえた。
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 船が動いている間は、ずっと詳しい説明をアナウンスしてくれるので、絶好の角度から姫島特有の見所を観察することができた。

 姫島全体がいくつかの火山島が合体した島なので、地形や地質に独特の姿が現れている。


 山々の形・火山活動で変形した地層・タカが営巣する崖・波が穿った洞・砂が堆積して繋がった陸地等々、島に居ながらでは見られないものをたくさん見ることができた。
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 島に上陸してから見に行った黒曜石の岩場も、海から見るとキラキラと輝く断崖であった。
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 アナウンスによると、この黒曜石は他の地方の黒曜石と違って薄墨色をしているから、産地が区別しやすいとのことだった。



 かなり詳しい説明だったので、島の歴史や今昔の生態についても一応の知識が得られ、かなり姫島通になった気分で帰って来た。



 次のジオクルーズは、8月13日(火)9時30分~から予定されている。

 集合場所は、姫島港船客待合所だ。



 台風接近で中止にならなければいいが…。


  
posted by よっちゃん at 21:45| Comment(0) | 観光 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月10日

国東半島の「黒津崎海岸」は砂鉄の宝庫だった

 国東半島の東端に位置する「黒津崎海岸」に行ってきた。
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 黒津崎という岬から南北に延びる白砂青松のその海岸は、海水浴場として有名で、ホテルや「道の駅」なども近い。


 以前にも訪れたことがあったが、今回の黒津崎海岸訪問の一番の目的は、砂浜に砂鉄が溜まっている様子を観察し、実際にその砂鉄を採集することにあった。
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 せっかく海へ行くので、コンディションがよければ泳ごうかなと思っていたが、近づいている台風の余波だろうか、若干波が高くて水も濁っていたので、泳ぐのはやめておいた。
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 かわりに岩場と砂浜で、心ゆくまで観察・採集を行った。

 引き潮だったために砂浜が広く現れており、そこに黒々と砂鉄の堆積した浜が向こうまで続いていた。
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 表面だけかと思って、黒い砂を手で掻いてみると、下の方まで黒い砂が続いている。
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 そういえば、その辺りでカニが掘った巣穴から運び出した小さな砂の塊も全部黒い。
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 カニが巣穴から掻き出した砂が全部黒いということは、ずいぶん下の方まで黒い砂鉄が堆積しているということだ。

 「黒津崎」という名前も、このふんだんにある黒い砂鉄の黒さから来ているのかもしれない。

 砂浜の普通の白砂と砂鉄を比べてみたら、この手で掻き集めただけの砂鉄の黒さが分かってもらえるだろう。
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 この砂鉄は、この黒津崎海岸だけで見られるのではなく、国東半島の海岸では普通の光景のようだ。

 それで、ここ国東半島では、古代からこの砂鉄を使って「たたら製鉄」が盛んだったらしい。

 この砂鉄と木炭等を使って、昔ながらの鉄作りを再現しようというプロジェクトも行われたようである。



 

 ちょうど海水浴に訪れていた地元の方に砂鉄のことを訊ねてみると、「以前はこの砂鉄を集めて売る商売があったよ」と教えてくれた。

 立派に商売として成り立つくらいの砂鉄の量があり、人件費もそう嵩まずに砂鉄を採集できる環境が揃っていたということだ。




 
 たくさんあるので、今後教室等で使うこともあるだろうと、レジ袋に半分程の砂鉄を集めて持って帰ってきた。

 他にも、海に来ると必ず拾う「流木」と、少しだけ打ちあがっていた「シーグラス」も、戦利品として持ち帰って来た。
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 これだけの収穫があれば、泳がなくても海岸に来た甲斐があったというものだ。



 他にも、この「黒津崎海岸」には、「おしり岩」という割と有名な大岩があるので、それを見に行った。
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 人も多くなくて、砂浜も岩場もあり、いろいろと多様な楽しみ方ができるこの海岸は、海遊びにお勧めだ。

 
posted by よっちゃん at 22:31| Comment(1) | 自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする