豊後高田を訪れる観光客もハイシーズンを迎え、「昭和の授業体験プログラム」の出番も増えて、今週だけでも3日間・計7回の授業体験を行った。
豊後高田を旅行地に選んでくれただけでもありがたことなのに、授業体験プログラムを希望してくれたとは本当にありがたい限りだ。
そんなお客さんのためにも、より良いパフォーマンスを披露したいと常々考えている。
回を重ねるごとに、少しずつ工夫・改善したい点が見つかり、プログラムは少しずつ変化・進化を続けている。
前回からは、授業プログラムに入る前にアイスブレーキングとして、昭和の教室風景につきものだったグッズ紹介の時間をとっている。
お客さんたちも自分も同じ境遇を辿ってきているため、みなさん深く頷きしっかりと共感していただける。
また、今週からは授業の中に登場するニワトリの鳴き声を、紙コップにタコ糸を取り付けた鳴り物(コケコップという)に換えてみた。
すると、ニワトリを鳴かせる度に、みなさんが笑顔で拍手をしてくれるようになってきた。
こんなに小さな紙コップから、想像以上の大きな音が鳴ることが意外だったようだ。
授業内容より、そちらに食いつく人も少なくなく、今日は授業後に作り方を教わりにくる人まで出て来た。
孫に作ってやりたいとのことだった。
簡単に作ることができるので、次からはそういう人には、たくさん作っておいて差し上げてもいいかもしれない。
また、どこからおいでになった団体かによっても、話題にして掴みをとることができる。
だから、授業以前のリサーチや研究も非常に重要だ。
ということで、毎回同じ授業とはならず、いろいろな転び方をしていくところが、この授業体験プログラムの面白いところだし、やり甲斐のあるところだろう。
この観光ラッシュはあと2週間程続くようなので、訪れてくださる皆さんとの出会いを大切にしながら、こちらもしっかりと楽しんでいきたいと思う。