2020年01月11日

インパクト十分~落水陽介さんの講演会

 今日は、豊後高田市中央公民館で行われた落水陽介氏の講演会に出かけて来た。
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 落水氏は、200万人に1人といわれる難病「原発性脊索硬化症」を発症され、現在車いす生活をされているている方だ。




 そのため、演題は「難病がくれた宝物」というテーマで、ご自身のことを時にはユーモアを交えながら率直な言葉で、たっぷり1時間半にわたって語られた(それでも時間が足りなかったもよう)。
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 病を得ても、落水さんの前向きな言葉や生き方がとても心に残る講演だった。



 講演の中では、下のように印象的な言葉がたくさんあったが、「難病だけど今が一番幸せです」というメッセージは、多くの人の心をはげしく揺さぶったようだった。
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 発病直後は、「何もできなくなった」と落ち込んだ時期もあったらしいが、今では何もできないどころか、精力的に活動して(仕事をして)回られている姿は、病気の人はもとより病気でない人もきっと勇気づけているはずだ。



 講演後に大勢の人が一緒に写真を撮ってもらおうと列をなす光景からも、落水さんの講演のインパクト具合が十分感じられた。





 講演には出てこなかったが、個人的には彼の「人力によるバリアフリー」という考え方は、「人の心のバリアフリー」にも繋がるため、未来をとても明るくすると思う。


 音響&照明係として、この講演会に関わらせてもらって本当によかった。

 
posted by よっちゃん at 20:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月06日

国東が登場する『見仏記』最新刊を読んだ

 正月の休みを使って、前々から読みたいと積んであった『見仏記(道草篇)』(角川書店)を読んだ。
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 この本は、みうらじゅん氏&いとうせいこう氏という乙な二人がライフワークとしている仏像や仏閣を訪ねた道中記の最新作(昨年4月出版)である。

 一応二人著となっているが、書き手は全篇いとうさんで、みうらさんは一緒に旅して「ああ言った~」「こうした~」と文中に出て来る登場人物と挿絵担当だ。

 途中途中に挿し込まれる手描きの挿絵は、仏様や建造物等がモノトーンで描かれているため、狭い紙面でもなかなかの迫力で迫って来る。
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 二人の受けた印象が、文章からも挿絵からもよく伝わって来るという寸法だ。




 その二人が、この篇では国東半島を訪れているので、その中で国東の名所がどのように書かれているのかずっと気になっていた。
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 二人は20数年前にも訪れたことがあったようで、今回が二回目らしい。



 この本の中では、20年経って再開する社寺・仏閣、そしてそれを引き立てている諸々のものにため息をつきながら見て回る様子が記されており、けっこうな感銘を受けたことが伝わってくる。

 
 「国東半島は別世界だ」と言いながら、両子寺でも天念寺でも国宝の富貴寺でも、以前は気づかなかった「六郷満山文化」に今回はすっかり魅了されたようだった。

 

 無論、国東全体に広がる「六郷満山文化」をほんの数日でとらえることなどできるはずもなく、「いつか誰かに説明をしてもらいながら再訪したい」といとうせいこう氏が書いていたのは、まさにその通りであろう。




 ただ一つ残念なことは、豊後高田市の「昭和の町」が二人の琴線には触れなかったようで、その中途半端さをバッサリと斬り捨てられていたことだ。
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 仏像やその背景にある歴史を追い求める二人には、その中途半端な作られ感がお気に召さなかったのだろうか?

 
 昭和30年代をコンセプトに町づくりをしている商店街のことを説明するガイド役がいたら、もう少し違った印象になっていたのかもしれない。

 彼らが今度国東を再訪する折には、ぜひともリベンジを果たしたいものである。
 
ラベル:本・コミック
posted by よっちゃん at 23:10| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする