先日は、世界で唯一と言われている木造アーチ橋の山口県岩国市の「錦帯橋」を見に行ってきた。
しかしながら、木造であるため頻繁にメンテナンスを行う必要があるらしく、ちょうど5年に1度のメンテナンス工事が行われていたため、橋幕で覆われその全貌を見ることはできなかった。
工事が終わったら、眺めのいい頃にまた再訪しようと思う。
その後、大分県宇佐市院内を通る機会があったので、またいくつかの石橋を訪れてみた。
このブログで紹介したことのある石橋ほど大きくない石橋も、院内にはたくさんある。
国道387号線から見える位置にある「飯塚橋」。
この橋は、けっこう深い谷にかかっており、昔はかなり重宝したのだろうと思う。
橋の規模の割に大きな石材が使われているところが特徴なんだとか…。
また、こちらも相当高い渓谷にかけられた「水雲橋」。
最初、何と読むのか分からなかったが、「すのり」と読むのだそう。
ここの地名からとられたようだが、普通では読めない。
とても長い橋脚を持つ2連の美しいアーチ橋だ。
「アーチ橋」を巡っていて、特にこの頃気にしているのが「要石(かなめいし)」。
「アーチ構造」を支える文字通り「要(かなめ)」となる石で、とても重要な役目を持つという。
アーチを完成させるために、最後にアーチのてっぺんに打ち込まれる石で、他の輪石とは明らかに大きさが異なるものが多い。
下の写真は、やはり院内の「鳥居橋」と「富士見橋」の写真のアップだが、アーチの中央に大きな要石が見える。
木造の「錦帯橋」でも、この「要石」に相当する「大棟木」という5.7mもある部材が使われているらしいので、今度行った時にはしっかりと見てこようと思う。
ラベル:石橋