2020年04月22日

ウチの近くにもあった美しいアーチ橋

 このところのマイ・ブームの「石橋巡り」。

 調べてみると、自分のうちからかなり近い所にも石橋があることが分かり、早速訪ねた。

 場所は、豊後高田市の臼野地区だ。



 そこを目指して山越えの近道を選んだら、離合が無理なだけでなく、脱輪の不安もある細い道をくねくねと進むこととなった。

 途中、道に落ちている木の枝を何本も踏み折り、シカにも遭遇しながら、ようやく辿り着いた谷あいの集落に、それはあった。
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 在りかを確かめずにあてずっぽうで訪ねたため、見つけるのに多少時間がかかったが、辿り着いてホッ!。

 最初は、こんな路地の奥にあるのか?と訝しがりながら歩を進めたが、普通の生活道路の下に、それとは分からない一見普通の橋のようにアーチ橋が架かっていた。
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 上からは石組みがよく分からないため、川岸に降りられる所を探してみた。

 川岸に沿って下っていくと、今にも壊れそうな鉄の梯子が無造作に掛けられている所を見つけた。
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 そこから川岸に降りて河原を少し上ると、アーチ全体が見える場所に立つことができた。
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 大きな石橋ではないが、アーチがなかなか見事な円弧を描いている。
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 近づいてみると、アーチの縁石部分はすき間なくしっかりと詰まっているが、それ以外はわりとざっくばらんな積み方に見える。
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 けれども、やはりアーチの袂から続く川岸も石積みがしてあり、しっかりとアーチの袂と護岸を固めてあった。
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 普通の生活道路の下が、こんな美しい石積みのアーチ橋だなんて、上を歩いて渡っただけでは想像できにくかった。
 
 こんなに奥まってひっそりとした場所に突如現れた見事なアーチ橋に、何だか不思議な気もする。

 そう川幅も広くなく、谷自体もそれほど深いとは言えないからだ。
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 おそらく、この地域の人が普段の生活の不便さから切望した結果なのだろう。



 
 
 後でこの橋の名前を調べたら、通称「久保橋」というらしいが、高崎何某という人が作ったことから「高崎橋」とも呼ばれていることを知った。

 呼び名が二つある橋というのもけっこう珍しい。



 
 ところで、この橋を探し回る間、人っ子一人どころか、猫の子一匹見かけなかった。

 「3密」を避けてのたった一人のレジャーだったが、橋を渡る人が今となってはほとんどないのも、橋にとっては寂しいことかもと思いながら帰って来た。


 
 

ラベル:石橋
posted by よっちゃん at 18:55| Comment(0) | 伝統文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする