2018年09月04日

急峻な岩山の中腹に刻まれた「應暦寺・堂の迫磨崖仏」

 今日は、一昨日のブログの続き。
「應暦寺」に附属する「堂の迫摩崖仏」と「奥の院」をご紹介。

 應暦寺の左横にある細い山道を登っていくと、すぐ左右に墓石が見えてくる。その間を抜けてさらに樹間をぬけると、眼前に「六所大権現」のお社が見えてくる。
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 その神社を抜けて、左にある細い苔むした階段を上っていくと、右手にそそり立つ崖の中腹に刻まれているのが、県の史跡にも指定されている「堂の迫磨崖仏」だ。
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 正確に言うと、呼吸を乱しながら急な階段を登っている時は、見えて来ない。

 階段を踏み外さないよう下方にばかり注意を向けているのと、目的の磨崖仏たちは、ほぼ垂直にそそり立つ崖の高い位置にへばりつくように彫られているからである。

 自分は、初めてここを訪れた際、さらに上にある奥の院まで一気に上がってしまって、引き返した経験がある。
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 下の白い案内板が立ててある上方に、崖から磨崖仏を覆う屋根が突き出して見えるので、その奥に横一列に並んで彫られているのが、「堂の迫磨崖仏」だ。
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 案内板にあるように、「堂の迫磨崖仏」といっても一体ではなく、たくさんの観音様や地蔵様が横一列に並んで彫られているその全体をさしている。

 高い場所に奥まってあるため、天気の良くない日や、日の差し込みにくくなる午後は、その全体像を確認しにくくなる。

 そこで、仏様のお顔をよく見たい人は、天気の良い午前中を狙って行った方が良いだろう。
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 どのようにして、こんな急な岩山の中腹に仏様たちを彫ったのだろう?

 この難行をやり遂げるには、すごい苦労があったに違いない。

 きっと民衆を救済したいという強い思いが、それを成し遂げさせたのだろう。

 そして、それが仏に仕える者の務め(修行)でもあるのだろう。



 よく見ないと見落としてしまいそうだが、、磨崖仏様の下方にも、2体の観音様と地蔵様が刻まれている。


 このような難しい場所に、こんなにたくさんの仏様たちを刻んだこと自体、深い信仰心の現れだと思える。





 そして、先にも書いたが、この「磨崖仏」たちの上に、さらに「奥の院」がある。

 その「姥が懐」と言われる小堂は、さらに急な階段を上り詰めた先の岩山の洞に潜り込まんばかりに建てられている。
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 「懐」という言葉が、洞の深さをよく表している。
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 中には、石殿や神棚。焼け仏様などが安置されており、柱には可愛らしくも見える阿吽の獅子が設えてあった。
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堂内が暗いため、写真の写りが良くなかった。(ゴメンナサイ)



 應暦寺を訪れた際は、ぜひ「堂の迫摩崖仏」と「奥の院」まで足を延ばされるといいと思う。

 
 その際、急峻な坂や階段にそなえて、ズックで行かれたがいいだろう。
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 足や膝が悪い方は、無理しない方が無難かも~。

 

 
posted by よっちゃん at 14:04| Comment(0) | 伝統文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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