2020年03月22日

日出町の「赤松橋」は重厚で凝った造りをしていた

 ライフワークにしている石橋巡り。

 今回は、豊後高田市から南下して杵築市を抜け、日出町に入ってすぐの国道10号線沿いにある「赤松橋」を訪れた。
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 この橋は、別府湾に注ぐ八坂川にかけてあり、昔の国道10号線がこの上を通っていたらしい(今はすぐ横に鉄橋がかかっている)。
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 2連のアーチは割となだらかな弧を描き、アーチを構成している輪石が縦細の石材でとても美しい。
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 そして、そのアーチはとても重厚な造りの橋脚によって支えられている。
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 国道10号と言えば、東九州の北と南をつなぐ幹線道路だ。

 その重要な道路を通す橋ともなれば、より堅固で立派なものが求められたはずだ。

 
 実際、橋の手前の説明書きには、これ以前のつり橋や木橋が、度々の洪水で流されてしまったと書かれていた。
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 橋の立派さを裏付けるものとして、欄干の手すりや束柱の頭にも洒落た意匠が施されていた。
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 また、橋の横っ腹には、珍しく「赤松橋」と名前の彫りつけられた大きな石板も貼り付けてあった。
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 明治の竣工らしく、その文字は右から書かれた隷書体だ。



 今まで見た石橋の中でも、かなり立派で凝った造りの石橋である。



 橋は、現在は車の通行は不可だが、歩いて渡れるようになっていたので、渡ってみた。
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 雨の少ない寒い時期なので、川には澄んだ水が静かに流れていた。

 これが暴れ川になるとは思いにくいが、自然の力は時に人の想像を超えて力を奮うのだろう。
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 橋を訪れる人のために、駐車場が広くとってあり、簡易トイレも置かれていた。 
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 橋の周りも、たくさんのサクラが植えてあったので、サクラの時期に再び訪れたい。
 

posted by よっちゃん at 21:59| Comment(0) | 伝統文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月15日

香々地の「潮観橋」はとても美しいフォルムをしていた

 昨日、国東半島の北側をドライブした帰りに、国道213号線からほんの少し入った豊後高田市の「香々地別宮八幡社」に立ち寄った。

 目的は、八幡社の参道入り口にかけられた石造りのアーチ橋を見るためだ。
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 石橋は、国道から見える香々地小学校の正門横の小道を入っていくと、すぐに見つかった。

 
 その石橋は、10m程しかない小さな石造りの橋だが、見事なアーチを描いていた。
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 橋横の説明書きを読むと、作られたのは江戸時代後期のようで、「潮観橋」と言う名前がついていた。
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 すぐそこが海なので、このような名前が付いたのだろう。

 大分県の有形文化財だと、袂の木に記されていた。
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 近づいてよく見ると、一つ一つの石材の造りも丁寧で、曲線を描く橋の欄干も見事である。
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 また、アーチのてっぺんの要石が外側に飛び出しており、そこに欄干を支える石が載るという珍しい形をしている。
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 橋の袂には、前後左右4基の灯篭が配置してあり、その土台の石造りも含めて実に美しいフォルムをしていた。
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 香々地には、このような石造りの橋は珍しいらしいが、丸く並んだ輪石の形がとても美しい橋であった。

 
 
 
ラベル:石橋
posted by よっちゃん at 18:04| Comment(0) | 伝統文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月13日

絵本『くにさきの鬼』が完成し、現在絶賛PR中

 六郷満山日本遺産推進協議会が制作した絵本『くにさきの鬼』(絵・中川学)が完成して、現在絶賛PR中だ。
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 鬼が仏になった里「くにさき」の物語を地元の子どもたちに学んでもらおうと、豊後高田市、国東市内の小中高校や図書館、観光施設にも500冊が配布されたらしい。


 ありがたいことに、(https://www.onie.jp/)で「ストーリーブック くにさきの鬼」PDF版が公開され、だれでもダウンロードできるようになっている。




 豊後高田の子どもの古本屋「月波や」さんが、そうして紙芝居を上手に作っていたので、自分も真似て付録の「くにさきの鬼図鑑」も含めた全編をプリントアウトしてみた。
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 燃え盛る炎の中に立つ鬼の形相や、「衆正鬼会(しゅじょうおにえ)」でオニサマが舞うシーン等は、迫力いっぱいだ。
  
 付録の「くにさきの鬼図鑑」も、国東やそこに昔から息づくオニサマの魅力を知るために、とても詳しくかかれている。





 また、訪日観光客にPRするため、日本遺産特設サイト(https://www.onie.jp/topics/detail/e37aa7c8-4757-4278-9f88-d0c984e9407e)に日本語版と合わせて英語とフランス語訳のPDF版も、同じページに掲載されている。
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 どちらの言語でも詳しく書き込まれているので、「くにさき」や「オニサマ」を理解するのに、とても役立つだろう。




 これを読むと、きっと国東の魅力がすごく伝わるはずだ。

 絵本『くにさきの鬼』は、お勧めだ。



ラベル:本・コミック
posted by よっちゃん at 22:03| Comment(0) | 伝統文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする