2020年10月19日

素朴な佇まいの院内町「西光寺橋」

 久しぶりの石橋巡り。


 今回も宇佐市の院内町へ。


 国道387号線から、耶馬日田英彦山国定公園内の「岳切(たっきり)渓谷」へ上がっていく県道27号線の途中に「西光寺橋」はあった。
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 県道27号線に沿って流れる「院内川」には、この他にもたくさんの石橋が架かってはいるが、この橋が最古だ。

 辺りを見回すと、土壁の納屋か何かが見え、何とも長閑な秋の風景だ。
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 この橋は、作られたのが江戸時代末期ということだけで、作った人も分からないらしい。
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 もともとは、西光寺へ向かう参道として使われてきたようだが、今はもうその西光寺もない。



 江戸時代の架橋なので、人しか通れないため、今はその上側にコンクリートの橋が渡してあるが、梯子を降りると渡ってみることができた。
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 下の谷川は深く、欄干もないので、渡るのにも勇気がいる。
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 昔は、みんな平気でこの上を渡ってお参りしていたのだろう。
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 橋の造りは、輪石がきれいな四角に加工して積まれている他は自然石の石組みで、実に素朴な風合いだ。

 四角に加工された輪石も、そのサイズは一定ではなく、大きさも実に様々である。
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 よくこれでアーチ橋の一番重要なアーチ部分が組めたものだ。


 流石にアーチ中央の要石は一番大きな石が使われているが、その左右の石の何個かも大きな石が使ってある。




 現在橋の袂はコンクリートで補強されているが、元々は川面からずい分高い所までがっちりとした橋台が組まれていたようだ。
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 この深くて、大雨時には急流と化しそうな川に架けられた橋も、この土台ならば早々簡単に崩れることはなかっただろう。



 

 この橋から遡って「岳切渓谷」に寄ってみたが、紅葉の時期はまだまだ先だった。
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ラベル:石橋
posted by よっちゃん at 20:29| Comment(0) | 石橋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月21日

自然のままの石が使われた「一の橋」もすばらしい

 大雨のあとのさわやかな晴れ間。

 このところライフワークとしている「石橋巡り」に出かけた。



 今日のめあては、石橋の宝庫「宇佐市院内町」にある「一の橋」。
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 それは、国道387号線沿いにある有名な5連アーチの「鳥居橋」から東へ3km程山側へ入り込んだ北山集落にある。



 かなり狭い田舎道を進むこと数分。

 この道であっているのか心配になってきたころに、「一の橋」への矢印板を発見。
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 そこからすぐに、「一の橋」の2km程下手にある「界橋」に到着。
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 「界橋」は、民家前の川に車道と並んで架かっていた。
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 見るのにいい角度をあちこちと探したが、つる草に覆われていて、その姿をしかと確かめることができなかった。
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 気を取り直して、さらに上流の「山神社」を目指す。

 目指す「一の橋」は、その「山神社」へ向かう参道に架かっているらしい。




 しばらくいくと、集落と「一の橋」の看板が見えて来た。
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 「一の橋」の説明看板の前に車を停めて、橋を渡る。
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 まずは、神社にお参りをしてから、石橋をじっくりと観察。
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 透明度が高い川の上に架かるアーチは、噂通りの整った形で美しい。
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 輪石(アーチを構成する石)は、まっすぐ四角に切り出した石を組んであるが、その上に積まれた側壁の石には自然石が使ってあって、素朴な趣に溢れている。
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 明治26年の設置なので130年近く経つのに、輪石に少しの欠けが見られる以外はしっかりとしている。
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 下流の「鳥居橋」ほど大きくはない石橋だが、今なお現役で、集落の人たちの生活を支えているのはすごい。




 その古さといい、美しい形状といい、宇佐市の「有形文化財」に指定されているのもなるほど頷ける。


 

 「一の橋」をばっちり観察することができたので、見えにくいので諦めた「界橋」がいっそう見たくなった。

 今は、青々と茂ったつる草に両石橋とも取り囲まれており、要石をはじめ細かい石組が見えづらいので、草の枯れる秋以降にまた見に来ることにしよう。



 
posted by よっちゃん at 21:15| Comment(0) | 石橋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする